眼科医の目(白内障手術 緑内障診療の長崎市中村眼科)

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2007年 12月 10日

iPS細胞は医療を変える ダイナマイト 

iPS細胞を用いて鎌状赤血球を治療を行うことに アメリカMIT大のグループが
成功したことが12月7日サイエンスに発表されました。
遺伝子治療の可能性を大きく開く これらの研究により 今後 医療は大きく飛躍する
ことが間違いないことを証明した発表となりました。

iPSを開発した 山中伸弥京都大教授は 神戸大医学部の1学年下の私の後輩にあたり
自分自身も感無量で1ヶ月あまり 思考が停止するかのような 衝撃を受けました。

これらの研究は ライト兄弟の飛行機 フォードの自動車大量生産 パスツールの
免疫学の扉を開く実験などと 同等の衝撃となり世界に大きな影響をもたらすと思われます。
ノーベルのダイナマイトのように 使用を間違えると 宗教 世界秩序の混乱につながる可能性もありますが 
少なくても医療の歴史に刻んだ 金字塔が昨年の山中教授のiPS細胞の
開発であったことが証明されたことになりました。
本当にすばらしい。

by n-ganka | 2007-12-10 14:03 | 医療 眼科


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