眼科医の目(白内障手術 緑内障診療の長崎市中村眼科)

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カテゴリ:医療 眼科( 21 )


2018年 04月 10日

近視進行抑制のオルソケラトロジーの案内

近視進行抑制の効果が認められる特殊なコンタクトレンズを使った治療のオルソケラトロジーを中村眼科でも開始しています。現在キャンペーン期間として通常より3割以上価格を引き下げて実施しております。自由診療となりますのでご希望の方は予約してスタッフの詳しい説明を聞いてください。
強度近視になると治療の困難な病的近視に進行することがありますので遺伝的に強度近視の家系の方は近視が弱いうちに始められるのも良いかと思います


by n-ganka | 2018-04-10 06:52 | 医療 眼科
2018年 04月 09日

25周年のご挨拶

中村眼科は、患者さん、医療関係者、地域の方がたなどのおかげでこの4月に25周年を迎えました。これからも地域に根ずいて、最新で最高レベルの眼科診療を行っていけるよう努めてまいります。25年前に考えた行動指針は現在でも決して色あせていないと自負していますので、これを更に進化の指針として忘れないように努めてまいります。

中村眼科は以下の行動指針に基づいて運営されています。

 自  立 各自が医療人として一定のレベルを保てるよう自己学習を怠りません。
 協  力 各々が協力しあうことでチームとしての高い力を発揮できるよう努めます。
 進  化 慣れ親しんだ技術・機材でも固執せず常に進んだ優れた技術・考え方・機材を取り入れます。
 感  謝 得られた成果 仕事のできる環境 患者様の協力に感謝の気持ちを持ちます。
 共  感 患者様の立場 状況 お気持ちを共有できるよう努めます。
 環境保全 地球とそこで生きる生物の未来のため 地球環境保全に配慮する努力を惜しみません。

地域の皆様、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。




by n-ganka | 2018-04-09 13:47 | 医療 眼科
2016年 10月 17日

近視の進行抑制とオルソケラトロジー

日本も含めアジア各国では近視の方の割合が高く、近視の進行抑制は開発が待たれています。近視の進行抑制は、薬では低濃度のアトロピンが有効であり、就寝中の夜間に特殊なコンタクトレンズをはめるオルソケラトロジーが、30-40%の抑制効果を持ち有効なことのほぼ間違いのないエビデンスが2004年以降複数報告されています。私も数年前に講習を受けオルソケラトロジー取り扱えるライセンスを持っていますが、日本では未成年者には、公式には感染予防のため取り扱えないので、そのままペーパードライバーのようなライセンスになっています。慎重になるのも、もちろん十分に理解しますが、このままでは本来ある程度まで、抑制できた強度近視者を治療しないで、将来の様々な疾患のリスクを背負わせることになるのではないかと危惧しています。今後数年内に取り扱えるようなるか注目していきたく思っています。

by n-ganka | 2016-10-17 19:49 | 医療 眼科
2013年 08月 22日

TPPと医療

 TPPの交渉が報道されています。
ただ これが何の交渉か具体的に今だはっきりしないのが不思議です。専門で無いので詳しくわかりませんが 単なる自由貿易の交渉でないことは解ります。
 医療分野でも 企業の医療参入 自由診療の拡大 混合診療 アメリカ大手民間保険の健康保険分野への参入、薬品の特許の期間延長、などが交渉の対象になっていると憶測されていますが、これらは全て超大企業ほとんどアメリカのみに有利なお話のように感じています。
 日本の優秀な官僚がそのまま受けるとは思いませんが、不平等な条約とならないよう とことん頑張っていただきたいと 願って止みません。
 たとえば 特許の延長となると たとえば昨日の抗VEGF剤などの抗体製剤などに先駆けた欧米の製薬大手は さらに長期間莫大な利益を確保できることになります。
 社会保障の財源論と自己負担増の流れのさなか 難しい交渉にどう取り組むのか 注目しています。

by n-ganka | 2013-08-22 23:28 | 医療 眼科
2013年 08月 21日

抗VEGF薬の適応拡大

昨日より 網膜静脈閉塞症の黄斑浮腫と病的近視の脈絡膜新生血管の治療に今までAMDにだけ 認可されていたルセンティス注射薬が 適応拡大により 保険適応になり 使用可能になりました。
ドラック ラグがやっと解消し 正式に 治療できることは うれしい半面、困惑することもあります。
以前から ブログで書いていたように この薬は高価で3割負担の方は5万円強の自己負担になります。
今まで無償で提供し使用していた 個人輸入のアバスティンは正式にはさらに使えなくなるので 説明の仕方と 金額的な理由で 治療を受けられない方への対応をどうするのか 時に困る状況が出てくるでしょうから考えると頭が痛いのです。

by n-ganka | 2013-08-21 18:33 | 医療 眼科
2013年 06月 24日

こんにゃく閻魔は眼病の神だった

最近東京に学会などで行くと 文京区の後楽園近く 小石川にあるこんにゃく閻魔に 網膜色素変性症 緑内障末期などの患者さんに代わりにお参りしています。
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眼病の神様とのことで 子供が近くに住む予定なのも なにかの縁と思っています。
お参りしている人を見ると 眼科の患者さんなのか?何の病気なのか? 眼科の関係者なのか?
など つい考えてしまいます。
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by n-ganka | 2013-06-24 19:22 | 医療 眼科
2013年 03月 18日

後発白内障で入院だって え・・・・????

 ネットを見ていたら 皇室の方が後発白内障で入院して 翌日手術 さらに翌日退院の予定の記事をみてしまいました。かなり特殊な例で レンズの入れ替えや 縫い付けが必要な難しい症例なのかと思って読むとレーザー手術とのこと。なんだそりゃ?
 いくらなんでも ヤグレーザーを使う この手術で 3日の入院はないでしょう。診ていないくせに 軽率と思われる方がいて また たとえも悪いかもしれませんが 普通の症例なら虫歯の治療やお風呂やトイレに行くのに 入院するのにリスク的には 近いような気がします。
片眼失明 手術眼が高度の緑内障で極端に視野が狭いなどかも知れません。その場合でも 初めから 期間が決まっているのは 変な気もします、、、、、、、、、?

by n-ganka | 2013-03-18 21:55 | 医療 眼科
2013年 02月 18日

眼科医によるアバスティンの輸入

前回のアバスティンの続編です。
アバスティンは加齢黄斑変性症に 健康保険で認められている ルセンティスとほぼ同じ効果を有するとされ生物活性 副作用の頻度も大差ないと言われています。
厚労省も 実際は アバスティンの使用は薬の分割がうまくいけば(細菌の混入を防ぐ 実際 ここが 我々にとって かなり ハードルが高い) あまり問題ないことは 把握していると考えられています。
この使用を可能にして 患者さんの費用の負担と医療費の節約 視機能の回復を目指して活動されていた 吉田統彦衆議院議員が先の総選挙で落選されてしまったのは 私達眼科の医師には とてもショックでした。眼科医療費のなかで ルセンティスの薬代が突出し 他の検査 薬代を圧迫し始めている現状に彼はどういった思いを感じているか機会があれば 尋ねて見たいと思っています。
なほ 糖尿病への ルセンティスの適応拡大は 少し遅れそうとの 見方も あるようです。

by n-ganka | 2013-02-18 21:40 | 医療 眼科
2013年 01月 15日

糖尿病黄斑浮腫の視力改善

 べバシズマブ(アバスチン)の硝子体注射に治療による 糖尿病黄斑浮腫の視力改善をロンドンムーアフィールズ眼科病院から報告されています。

報告によると 過去30年間主流であった 糖尿病黄斑浮腫に対する レーザー単独治療では 2年間で視力改善は全体の3%未満だったのに対し べバシズマブの硝子体注射に治療によるでは 32%が2年後の時点で改善し1年前に報告された中間報告と同様の結果を得たそうです。

当院で数年前から行っているアバスチンの硝子体注射は 日本では 薬が未承認のため私がスイスより個人輸入して使用しているものですが 今年あるいは来年には類似薬である正式な保健薬のルセンティスが使えるようになりそうです。(日本でも大腸がんにアバスチンは沢山使われているが 厳格に?眼科には回ってこないよう管理されているよう。)
それはそれで 現在私もちの薬代を患者さんの負担にすることになり なお3割の方は1回5万円を超えることになると はたして どちらがよいのやら進歩といえるか?疑問もあります。糖尿病で糖尿病黄斑浮腫を発症している方は 割と若い方が多く保険の自己負担は3割となります。もとより保険制度は複雑すぎて理解不能です。(厚労省が苦労して作り上げたある意味傑作であると思いますが)
 現在割りと頻繁に注射されている方は そのときはそのときに決まりを考えて ご相談しましょう。
できれば それまでに  血圧 血糖 高脂血漿 などのコントロールをお願いします。ここがもとより基本です。

糖尿病黄斑浮腫は糖尿病による視力低下の最大の 原因になっていて1月25日からの眼科手術学会でもテーマになっています。勉強して 患っている方の少しでもお役に立てるように出席しますので26日は代診の先生となります。よろしくお願いします。

by n-ganka | 2013-01-15 00:07 | 医療 眼科
2012年 07月 09日

網膜色素変性症の有効な治療法が報告されました

アメリカハーバード大学から 代表的な眼科領域の難病でこれまでほとんど有効な治療法がなかった網膜色素変性症の有効な治療法が報告されました。
この2群に分けた3回の5年から7年の前向きな研究によってビタミンAパルミチン酸エステルを15000IU/日摂取し さらにω3脂肪酸を高摂取することで 中心視野の感受性低下率が低摂取の場合に比べ50%鈍化することが分かったようです。脂肪酸が豊富な食事とビタミンAで視力と中心視野を一生涯維持できる可能性が出てきたと結論付けられています。
 
私の眼科医院ではこの報告を参考に  内服薬をビタミンAに切り替え DHA EPAが豊富な青魚などの食事指導 希望される方はサプリメントとしての摂取を先月より行っています。すでに 高度の障害になっている方は回復はこの治療では不可能ですが 中等度までの方には 朗報です。
是非 一緒にやってみましょう。

by n-ganka | 2012-07-09 07:19 | 医療 眼科