眼科医の目(白内障手術 緑内障診療の長崎市中村眼科)

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2006年 11月 06日

日本は子供に夢を与えられるのか

 学校教育改革が 内閣の1大テーマとなっていて 審議会での議論の後 原案が作られ国会審議 法律成立となる見込みだそうです。具体的には基礎学力の底上げ 教員のレベルアップを図る方法 全国共通学力テストの実施などが 審議されるでしょうが 方法論だけでは 目指している世界をリードできるイノベーションを生むような基盤を作るのは 難しいのではないでしょうか?日本は先進国の1つで自動車を初めとする製造業では 世界をリードしているのは事実です。しかし 子供に夢を与えるような 判りやすい大きな研究テーマ 国家的プロジェクトがいくつあるのでしょうか?
 NASAの宇宙ステーション計画に代表される宇宙をテーマにしたプロジェクトや癌や目の病気などの医学の基礎研究に使われる費用は アメリカでは桁違いに多く 関わるスタッフの人数やマスコミでの取り上げ方なども 科学者や医学の研究者を多くの子供が目指すきっかけとなっているのではないでしょうか?
 下の写真は 上海で5年も前から運行されている リニヤモーターカーです。時速431キロで駆け抜ける 列車に乗ると こどもだけでなく 大人も 老いたものもわくわくしてしまいました。中国は宇宙の分野でも 有人飛行に成功しており 子供にわかりやすく 夢を与えることでも国家戦略的に日本の上にあるのかとも思ってしまいます。
 トヨタは年間2兆円の収益を上げているらしいですが 車を作ることに専念しても夢のあるような次のテーマを自ら作り出すような企業にならない限り 世界での評価は今がピークでこれ以上は あがらないのではないでしょうか?
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by n-ganka | 2006-11-06 00:05 | 教育
2006年 11月 04日

地道に行きたいアンチエイジング

 私 中村はアンチエイジング専門医でもあります。この学会文字通りまだ若くて 理事の先生や事務などの縁の下の仕事をされているかたは 何かと苦労が多く たいへんではないかと察しています。この場を借りて感謝いたします。
 ところで この学会が中心になり行った講演会の内容が 11月4日付け日本経済新聞nikkeiプラス1に全面広告で 目の健康のためにできること ~医師とスポーツ選手の観点から~といって記事になっています。アンチエイジングに興味のある方は 読んでみて下さい。私自身も生殖器の遺伝子と個体生物の寿命を関連つけて述べているところに興味を覚えました。
 しかし この記事内には腑に落ちない箇所が数箇所あります。1つ目は アンチエイジングに関連する眼科手術が 近視矯正のレーシックになっている点です。"手術後 元気になられて若返ったように感じられた患者さん"は いままで言われていたのはレーシックではなく白内障の手術後の方だったのですが いつの間にか変わったみたいです。
 また 小見出しに"豪球に反応する目にサプリメント利用も" とありますが サプリメントについてのスーパーヴィジョンとの関連のデータは現在もないのではないでしょうか?
 さらには "レーシックを受けるとプロ野球選手がボールが見え過ぎて従来の感覚でうまく打てなくなるのではないか、と不安もあるようだ。"との記載 これもそのままでは 誤解を招きませんでしょうか?現在の近視のレーシックは視力4.0を得るようなスーパーヴィジョンの獲得は 無理で 現実には少なからず 収差の増大をきたし(平たく言えば 歪み ひずみの増加) 視機能の質といった面では コンタクトレンズにも及ばないこととギャップを感じます。
 マスコミが興味を引くように 編集した結果なのでしょう。しかし一般のかたが誤解するように編集した報道は避けたほうが良いのではと思います。

by n-ganka | 2006-11-04 22:08 | アンチエイジング