眼科医の目(白内障手術 緑内障診療の長崎市中村眼科)

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2013年 01月 15日

糖尿病黄斑浮腫の視力改善

 べバシズマブ(アバスチン)の硝子体注射に治療による 糖尿病黄斑浮腫の視力改善をロンドンムーアフィールズ眼科病院から報告されています。

報告によると 過去30年間主流であった 糖尿病黄斑浮腫に対する レーザー単独治療では 2年間で視力改善は全体の3%未満だったのに対し べバシズマブの硝子体注射に治療によるでは 32%が2年後の時点で改善し1年前に報告された中間報告と同様の結果を得たそうです。

当院で数年前から行っているアバスチンの硝子体注射は 日本では 薬が未承認のため私がスイスより個人輸入して使用しているものですが 今年あるいは来年には類似薬である正式な保健薬のルセンティスが使えるようになりそうです。(日本でも大腸がんにアバスチンは沢山使われているが 厳格に?眼科には回ってこないよう管理されているよう。)
それはそれで 現在私もちの薬代を患者さんの負担にすることになり なお3割の方は1回5万円を超えることになると はたして どちらがよいのやら進歩といえるか?疑問もあります。糖尿病で糖尿病黄斑浮腫を発症している方は 割と若い方が多く保険の自己負担は3割となります。もとより保険制度は複雑すぎて理解不能です。(厚労省が苦労して作り上げたある意味傑作であると思いますが)
 現在割りと頻繁に注射されている方は そのときはそのときに決まりを考えて ご相談しましょう。
できれば それまでに  血圧 血糖 高脂血漿 などのコントロールをお願いします。ここがもとより基本です。

糖尿病黄斑浮腫は糖尿病による視力低下の最大の 原因になっていて1月25日からの眼科手術学会でもテーマになっています。勉強して 患っている方の少しでもお役に立てるように出席しますので26日は代診の先生となります。よろしくお願いします。

by n-ganka | 2013-01-15 00:07 | 医療 眼科